​ご両親やご家族、ご先祖様の命日に「なにかできることないかな?」と考えていませんか?

『大切なご親族の為にできることがあるならやってあげたい』
そう思っている方は多いはず。

でも、いざ何か始めさせようと思っても・・・
・どんなことをすればいいかわからない
・家事や仕事などで日々忙しく、遠出や時間をかけることが難しい
という方も多いようです。

けれどやはり、“命日”はとても大事な日。
実は、ご自身の為に「命日に何をするか」がとても大切なことをご存じでしたか?

そんなお困りの方へ、仏事に精通した専門家が解説いたします!!

一般的に命日と言えば、1年に1度訪れる、故人が亡くなった月日のことを指します。この毎年訪れる命日は、「祥月(しょうつき)命日」と呼ばれます。例えば4月1日に亡くなったのであれば、毎年4月1日が祥月命日です。

一方、月ごとの、故人が亡くなった日と同じ日のことを月命日と呼びます。4月1日に亡くなったのであれば、毎月1日が月命日です。月命日は祥月命日以外の月、つまり年に11回訪れます。

命日は忌日とも呼ばれます。また、亡くなった年月日のことを没年月日と言います。お墓に命日を刻むときは「享年」または「行年」として記されます。

そもそもお墓参りは、故人を偲ぶとともに家族のことを故人に報告して無事を感謝するために行くものですが、同時にお墓を清掃しお手入れをすることで清めるためでもあります。ですから、月命日ごとにお墓参りをすればお墓は一定期間綺麗な状態を保つことができますし、月に一度決まった日にお墓参りをすることにすれば忘れることもありません。また、亡くなった人を思い出しつつ自分や家族が平穏無事に生活していることを報告することによって、自分の現在の幸せに感謝し日々を大切に過ごすことに意味を再認識することもできるのです。

祥月命日は、年間を通して特別な命日となるため、普段よりも丁寧な供養を行います。一般的には、以下のような過ごし方です。

その ① 仏壇に手を合わせる

自宅の仏壇を綺麗に掃除するとともに、位牌や遺影に花や故人が好物を供えて、手を合わせます。近況報告などしてみてはいかがでしょうか。そうすることで、故人の魂を慰めることができますし、生きている私たちが故人をもう一度思い出すきっかけにもなります。「大切な人と対話すること」とも言えるでしょう。

そもそも、仏壇とは天武天皇が国ごとに仏舎を作って仏像、経典をお祈りせよという勅令を出したというもので、仏舎がやがてお仏壇となり、そこから日本各地に広がったと考えられます。一般庶民にお仏壇が普及したのは江戸時代のこと。江戸幕府が寺檀制度を整備したことにより、各家庭にもお仏壇が置かれ節目などに手を合わせることが日本の風習になりました。

その ② 法要をする年もある

祥月命日の供養は身内で行うこともありますが、特定の年にはお坊さんを呼んでお経をあげてもらいます。これを法要といいます。また、法要とともに参列者が会食をする行事が法事です。祥月命日の3と7を含む年に法要を行うことが一般的で法要の際は、親族や故人の友人を呼び、僧侶による儀式の後、食事を取り、故人を供養します。三十三回忌は「弔い上げ」と言い、多くの家庭が三十三回忌で年忌法要を終わります。ただし、家庭や地域によっては五十回忌を行い、五十回忌を最終法要とする場合もあります。

その ③ お墓参りをする

お墓参りがもっとも一般的な過し方と言えます。1年目は一周忌、故人が亡くなってから満2年後(翌々年)に3回忌の法事がありますから、そのときにお墓参りも行くと思いますが、それ以降も、命日は最大のお墓参りの日です。その次に、お盆やお彼岸、年末年始がお墓参りを行うことが良いとされています。

「仏滅や友引はお墓参りしてはいけないのではないか」と思われますが、実はそんなことはありません。仏教では「如来の法の中に吉日良辰をえらぶことなし」(涅槃経)と教えられています。「吉日良辰」とは、日の善し悪しですから、仏教では、この日はいい日だとか、この日は悪い日ということはないのです。ですから、お墓参りに仏滅も友引も気にする必要もございません。

命日にお墓参りで故人の供養をするのは仏教が根付いている東アジア、特に日本ならではの風習といえます。

現代人は忙しい忙しいで、自分の人生を振り返る機会はなかなかありませんから、亡くなられた方をご縁に自分の人生を振り返り、本当の生きる意味を考える機会となれば、お墓参りもとても意味あるご縁になります。

命日は故人のためでもありますが、自分が現在あることへの感謝を新たにする良い機会でもあるといえます。家族揃ってご先祖様に感謝してお墓の清掃やお参りを行うことによって、家族としての絆を深めることにもなります。また心を新たに生活することのできる区切りの日となることでしょう。

お墓参りに行けない時に、故人を供養できていないという心苦しさのほかに、重くのしかかるのが、「お墓参りをしないことによって先祖の祟りがあるのではないか」と心配される方もいらっしゃいますが、そんなこともありません。

お墓が遠方にあるためなかなかお墓参りができなかったり、体調を壊していたり、どうしても優先しなければならない仕事や家事があったり、という事態は誰の身にも起こることです。

そのような時にお墓参りそのものをあきらめてしまうよりは、偲ぶという気持ちを持ち続けるということで、故人はこちらの気持ちを理解して喜んでくれるでしょう。

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